快楽ホルモンとチョコレート

チョコレートマジック

食べるチョコレート、飲むココア、はじまりは紀元前で薬だった(今も処方される)チョコレート。

私達の精神と身体にもたらす恩恵は沢山あるようです。ここでは、香りの専門家としてチョコレートの原料であるカカオマスの香りについてお喋りします。

Q.この反応は化学か？魔法か？

カカオにはポリフェノールなど、食して吸収する有効成分が豊富に含まれていますが、香りを嗅ぐだけで、精神活動をより健全に豊かにすることも紀元前から明らかにされています。

カカオの香りは、「集中力や記憶力、注意力を高める」などと脳波測定・学習実験により実証されています。

また、カカオの香りを嗅ぐことで食事の満足感や幸福感が増すことから食事制限に有効です。反対に食欲促進が必要なケースには脳を刺激することにより、その効果が認められ治療に用いている文献もあります。

日本からは遠く離れた場所で育つカカオ豆の香りが、脳に届き充足感や幸福感をもたらし快楽ホルモンを分泌する。

ご褒美を感じた脳は全身に指令を出します。「抵抗力」を増す動きが出るそうです。たちまち心も体も強化されるのだと。

自分に今、必要なのはリラックスなのか緊張感なのか・・・案外自覚とはズレていることも多いそうです。

その時、その人にとって、必要なスィッチを入れてくれるのが【香り×脳の仕事】長い期間人の反応を見てきて、この仕組みが大変便利で正確だと感じています。

これは化学か？魔法か？

この度、随分前に使用していた名刺の画像が出て来ました。8種類作った香り名刺。シーンや相手に合わせて選ぶ事が楽しくて、その為に人に会う予定を作っていたことを思い出しました。

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